日傘をさしても日焼けをする

日傘でカットできる紫外線は、約50パーセント。
日傘の柄を短く持てば、80パーセントほどカットできますが、それでも横からくる散乱紫外線や、地面からの反射紫外線は防げません。
日傘だけでなく、サンスクリーン剤は必須です。

山は紫外線が強い

山は空気が澄んでいるので、チリやホコリが少なく、紫外線を吸収してくれる物質が少なくなっています。
そのため、皮膚への刺激が強い紫外線B波は、海抜が300メートル高くなるごとに、3~4パーセント強くなっていきます。
山へ行くときは、ケガの予防はもちろん、紫外線対策のためにも、長袖・長ズボンを着用しましょう。
また、涼しくても帽子を被り、スカーフなどで首まわりもしっかりとガードしましょう。

目にも有害

紫外線を浴びると、目の水晶体に紫外線が吸収されて、白内障の原因になる可能性があります。
夏場に外へ出かけるときは、UVカット効果のあるサングラスは必需品。
レンズが大きくて、適度な透明性があり、可視光線を遮らないサングラスを選ぶようにしましょう。
色の濃いサングラスは可視光線を遮ってくれますが、視界が暗くなり、瞳孔が開くため、横から入る散乱紫外線を浴びやすくなります。

雨の日の紫外線量

紫外線は水を透過するため、雨や曇りの日でも、紫外線B波は地表に届いています。
晴れた日のB波量を100パーセントとすると、雨の日や曇りの日でも20~30パーセント、薄曇りの場合は50~80パーセントのB波が地表に届いています。

オフィス街の紫外線量

ビルが立ち並んでいて、空があまり見えないオフィス街でも、直射日光は届いています。
排気ガスや工業排煙が多い場合、紫外線は吸収・散乱されて地表に届く量は減りますが、アスファルトやコンクリートなどの路面からの反射、ビル壁からの反射などもあるため、オフィス街でも紫外線対策は必要です。
黒い壁は紫外線を吸収しますが、白い壁は紫外線のほとんどを反射しています。
太陽の反射光線は、距離の2乗に反比例するので、壁に近いほど反射紫外線量は多くなります。

室内での紫外線

紫外線B波は、多くがガラスに吸収されますが、A波はガラスを透過して室内にも入ってきます。
カーテンを開ける前には、必ずサンスクリーン剤をつけて、窓辺で過ごす時間が長くなる場合は、窓ガラスに市販の紫外線防止フィルムを貼るなどの対策をしましょう。

木陰の紫外線量

木陰では直射日光を浴びる心配はありませんが、空気中の乱反射や地表からの反射によって、直射の約半分の紫外線は浴びています。
特に海面や砂浜は反射が強いので、ビーチでは木陰にいても、日焼けしてしまいます。
水に濡れた肌は、紫外線を乱反射せずに吸収してしまうので、濡れたまま木陰に寝転がるのは論外。
また、雪の上の紫外線の反射率は80パーセントにもなるので、スキーやスノボの時も注意が必要です。

服の素材と紫外線透過率

ポリエステルは、紫外線を吸収する構造になっているため、紫外線透過率がとても低い素材です。
綿は吸汗性が高く、夏の定番素材となっていますが、紫外線が透過しやすいので、ポリエステルとの混紡がオススメ。
同じ素材でも織りが密で、厚手の生地の方がUVガード効果は高くなります。
また、白い服は透過率が高く、紫外線の反射も起こしやすいので、白や淡い色よりも、黒などの濃い色の服の方が、肌への影響を軽減できます。
女性が黒い日傘を使っているのも、このためです。

麦わら帽子

キャップタイプの野球帽などの防止は、顔の側面に浴びる紫外線を防ぐことができません。
そのため、麦わら帽子のように、周囲にぐるりと大きなツバがある帽子は、紫外線対策にオススメ。
ツバが7センチあれば、顔に当たる紫外線の約60パーセントをカットできます。
子供には、耳や首をすっぽりと覆う布のついたUVカット帽がオススメです。

子供にもUVケア

10歳までに紫外線をたくさん浴びると、皮膚がんになりやすくなります。
一生の間に浴びる紫外線量が同じでも、小さい頃に浴びた量が多いほど、悪影響が大きいことが分かっています。
そのため、1998年には、母子手帳から「日光浴」という項目が削除され、その代わりに「外気浴」という言葉が使われるようになりました。
子供には外出を控えさせるのではなく、しっかりとUV対策をして、屋外で思い切り遊べるようにしてあげましょう。

通勤・通学方向の紫外線量

毎朝、通勤通学で東に向かう人は、西に向かう人よりも、顔などにより多くの紫外線を浴びていることになります。
朝と夕方は紫外線量が少ないとされていますが、毎日浴び続けるため、注意が必要です。

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